田村 祐馬
今年度から、国際学部では様々な学部のイベントを先生が中心となって行うのではなく、学生自ら進んで行っていく方向性になりました。そして今年度初のイベントであったのが、新入生の履修登録補助です。新入生にとっては、大学での勉学の第一関門となると思います。高校とは違って自分だけの独自の時間割を作成するという形になり、一番苦労する内容だと思い、私自身も、2年前を思い出しながら接していきました。
当日、オリエンテーションの教室に入ると、新入生が一生懸命に登録説明を聞いていました。始まってまだ期間が短いこともありますが、話し声がなく真面目な人が多いと感じました。
さて、時間割を考える時間になると、新入生から「すいません、少し教えて下さい」という声の嵐で、あちこち飛び回るぐらい動いて説明してあげました。授業の魅力を語ったり、担当の先生の性格などいろいろ教えてあげました。こちらから説明しなくても、自分から進んで、時間割を作成している新入生もかなりいました。
他には、資格を何か取得したいということで、どんな授業を取ればよいのかという質問や、大学の試験は、高校みたいに、穴埋め問題や、一問一答方式のテストなどですかという質問も多数ありました。私も2年前を思い返してみると、内気な性格であったことから、なかなか先生に話し掛けることができずに、履修登録でかなり神経を使ってしまい、体調を崩した記憶があります。その反面、今回の新入生は、何事にも積極的でやる気満々であり、私たち先輩たちも応援してあげ、しっかりサポートしてあげようという意欲が沸いてきました。
このイベントに参加して感じたことは、何かしっかりとした目標を持って国際学部に入学した人が多いのではないかと感じました。例えば、法学部なら法律だけを学ぶ学部です。しかし、国際学部は、歴史、政経、環境、スポーツなど学べる内容が多いのですが、今回の新入生を見ていると、各自の興味のある方向性が定まっていて、非常に充実する学生生活を送れると感じました。私自身も、これまで、併設高校のカタリバイベントや、模擬授業のスタッフに参加しましたが、今回のイベントが一番、自分なりに考えてうまく対応できたと感じています。最後に、新入生の皆さん、大学生活をより良いものになるようこれから頑張っていきましょう!
(国際学部学生 2009年入学)
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