矢野 愛莉
2014年8月27日から12月20日まで韓国の大田にあるペジェ大学に留学した。住んでいた場所は学校の中にある寮だ。16人部屋。日本人は私を含め7人だった。5人は国際学部留学の学生、1人は大阪学院交換留学で来ている学生、1人は鹿児島から来ている生徒だった。残りの9人は中国人だった。お風呂と洗面所は3室、トイレは6室ありシェアルームもある広い部屋だった。私たちの寮には台所はなく自分たちで自炊することはなかった。あるのはお湯だけでカップ麺しか作ることができない。寮の中には休憩室、パソコン室、学習室があった。休憩室では韓国人の友達や他の国の友達と毎晩話をしたりして毎日楽しかった。留学生は申請を出せば寮に住めるのだが韓国人は成績のいい人しか寮に住めないそうだ。
中国人は洗面所で洗濯をしたり頭を洗ったりして洗面所の周りがびしょびしょになっていることが毎日だった。トマトとかを洗面所のところで食べたりしてトマトの種が落ちそこから芽が生えたりして最初は大変だった。でも日本人と中国人で話し合いをしてからはそういったことはなくなり絆が深まったと思う。
私は学校の中にある語学堂に通っていた。月曜から金曜まで朝の9時から12時までの3時間授業を受けていた。クラスは1から4級まであり、4級以上のレベルの人は韓国人と一緒の授業を受けるというシステムだった。私は1級だった。クラスは日本人、中国人、台湾人だけのクラスだったが、他のクラスはロシア、アメリカ、トルコ、ベトナムなどたくさんの国の人たちがいた。私たちのクラスはすごく仲が良かった。最初は日本と中国で2つに分かれていたのだが日に日に仲良くなり、遊びに行ったりするようになった。
韓国の文化祭は夜におこなわれる。昼は普通に授業を受けて夜は文化祭をする。3日間あった。ペジェ大学には日本学科があり手伝いをしに行った。日本学科の看板を持ち呼び込みに行く手伝いだ。学科によって店を開いていて、お酒を売っていた。みんなすごくわいわいにぎわっていて本当に楽しい3日間だった。ステージではK-POPのアイドルが来たりと日本とは全然違った文化祭だった。
また、日本学科の韓国人の学生と日本人の集まりの「仲間」と呼ばれるグループがあった。日本学科の韓国人と日本人で外出したり食事、又はボーリングをしに行ったりもした。日本に興味のある韓国人ばかりなので日本語を教えたり逆に韓国語を教えてもらったりすごくいい会だった。日本学科の生徒は本当にみんな日本が大好きで日本語の勉強をすごく頑張っていてよくそんな言葉を知っているなと思うことがよくあった。韓国人は本当に勉強をよくしているなと思う。中間テストと期末テストがあったのだが、テストの2週間前ぐらいから韓国人は部屋にこもって毎晩夜遅くまでずっと勉強している。その時ぐらいからみんなピリピリしているのでちょっと怖かった。それはやはり韓国は日本よりはるかに競争社会だからだと思う。
日本学科の韓国人以外にも他の学科の友達がたくさんできた。その韓国人の友達の紹介でモンゴルやキルギスタンの学生など日に日に友達が増えていった。また調理実習もあった。それぞれ自分の国の料理を作りみんなで食べた。私はお好み焼きを作った。みんな美味しいと言ってくれて結構評判がよかったと思う。
驚いたことが中国人の男の人はみんな料理ができることだ。本格的な中華料理で普段から料理をしているようでとても美味しかった。中国では家事は男女平等という考えがあり多い人で毎日料理をする人がいるようだ。
私はクラスメイトとすごく仲が良かったので中国人の友達の家に行って中国料理をご馳走してもらったりと中国のことも知れてとてもよかった。
(国際学部学生)
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