田村 祐馬
2月23日水曜日に、三輪信哉先生の「環境社会学」の授業の関係で、福井県にある大飯原子力発電所の見学会に参加しました。私は、発電所を見学するのは、生まれて初めての経験であり、原子力発電の知識もあまり豊富ではなかったため、好奇心旺盛な気持ちで参加しました。
私は、原子力発電所で、いったいどのように発電して、私たちの生活に役立てているのだろう?という疑問がありました。そこで、原子力発電は、火力発電と同様に、水を沸騰させて蒸気をつくり、蒸気の力で発電機のタービンという羽根車を回して電気を作っていることがわかりました。原子力発電所では、ウランの核分裂により、発生した熱を利用して水を沸騰させるということも学びました。
ひとつ驚いたことがあります。大飯原子力発電所には、4つの原子炉があります。この4つの原子炉は、大阪府、京都府、滋賀県、福井県で使う電気をまかなえるぐらいの力があることを知りました。もし、この原子炉が機能しなくなれば、私たちの生活にも影響することがわかりました。それから、使い終わったウラン燃料は、もう一度再利用することができることもわかりました。要するに、私たちがリサイクルすることと同じことだと感じました。
原子力発電所の機能以外に、私は、そこで働く人についても観察しました。大飯原子力発電所では、「機械は故障し、人はミスをおかす」というのを、理念としていて、万が一、故障や誤作動、ミスをしても拡大を防ぐために、何重もの安全対策を行っているそうです。もちろんそれ以前に、ミスを起こさないためにも、隅々まで目を張り巡らして仕事をしていることもわかりました。
発電所で働く人の姿を見て、私も細かいことまで気にするように心掛けないといけないと痛感しました。それは、私は性格上細かいことを気にしない点が顕著だからです。来年度から、就職活動をするに当たって、この性格を少しでも改善する必要性を感じました。原子力発電のしくみや知識、従業員の役割など色々知ることができ、とても有意義な見学会となりました。
(国際学部学生 2009年入学)
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