榎田 幸平
大学の英語の授業で出会った人が始まりでした。まだ、大学に入学したばかりで友人と呼べる人がいなかった時、授業が始まるまでまだ少し時間があったので、私の座席の傍に座っていた人になにげなく声をかけたのです。その人が私の大学生活を大きく左右する最初の人物になりました。
その出会いがきっかけで彼は私の友人になり、そして、彼の家などで明け方頃まで彼の将来の夢や、なぜ大学に進学したのか、大学で何をやりたいのかなどの話を聞く幾度かの機会がありました。自分の周りの人の多くが大学に進学するので大学に進学した私にとって、彼の話はとても刺激的で、そのような話が聞けるのは貴重な時間でした。それらを機に、大学での授業などに取り組む私の姿勢は高校時代とは違って真剣になり、昨日より今日、今日より明日との向上心を強く持つようになりました。
その後も私は、クラブに所属し、多くの業種のアルバイトを経験し、著名人の講演会へ参加し、ボランティア活動へも参加しました。これらの機会に生まれた多くの人達との出会いを通して、私は改めて、国や人によって考え方や物の見方が違うということなど多くのことを学びました。その中でも、大学でおこなわれたアシックス取締役の鬼塚さんの講演にはとても刺激を受けました。講演での配布資料に書かれていた、「備えあるもののみ成功する、天はいかなるものにも平等にチャンスを与える」という言葉がとても印象的でした。私はその言葉を励みに、大学生活を過ごしています。
私は多くの人との出会いによって多くのことを学び、その人達と出会ったため、人生の良い道を今進んでいるように感じています。
今、大学生活を送っていて張りがない、面白くない、卒業後何がしたいのか見えないなどと感じている人は、駅前で配られているポケットティッシュをもらって、ティッシュの表紙の広告に目を通してみてはどうでしょうか。そのポケットティッシュの広告に興味を持ち、それがきっかけで大学生活が有意義になるかもしれません。少し冗談を述べましたが、せっかくの大学での4年間、勉強に励む、サークルのメンバーで騒ぐ、クラブに打ち込む、好きな人と楽しい時間を過ごすなど、なんでもいいので夢中になって取り組んで、学院生には大学生活を有意義なものにしてもらいたいです。私も含めて。
(国際学部学生 2003年入学)
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