肥田 謙一郎
僕が最初に興味があったのは政治の分野だった。特に中学、高校生の時に、「現代社会」の授業が一番好きだった。衆議院や参議院の違いや、またそれぞれがどんなはたらきをしているのかなどに関心があった。
またある時から北朝鮮問題などの国際問題についても興味が出てきた。その時に政府の動きや議員たちの言動にすごく不満を感じていた。それに「何故 そのようなことが起こったのか?」や「何故に政府はあのような行動しかとらないのか?」などたくさんの疑問が浮かびあがってきた。
そんな中、志望の最初の決め手となったのは、あれは忘れもしない、僕が高校一年生だったときのことである。アメリカのニューヨークにあるワールド トレードセンター(現、グラウンドゼロ)に飛行機が突っ込んでかなり多数の死者が出たことである。僕は自分の目を疑った。「こんなことが今の世の中にある なんて…」と思い。僕は何故このようなことが起こったのか疑問に思い始めた。
第二の決め手となったのは、イラク戦争のことだ。イラク戦争が始まった理由は、イラクが大量破壊兵器を所持していると主張し、それによりに周りの国々を脅かしていることにあった。そこからアメリカとイギリスの攻撃が始まった。
それから少しして、イラクに滞在する日本人外交官が亡くなってしまった。そこで僕は決意をした。「国際情勢などを勉強して自分の将来はもとより、世 界の将来をいいものにしたい」と。僕は、日本人は平和ボケしていると思う。世界でこのような大惨事が起こってもなんとか逃れているし、日本の外交官が亡く なるまでじっとして動かなかった。そんな部分が歯痒くて仕方なかった。
しかし、それには自分自身が世界のことをよく知り、基盤となるものを造り上げないことには先に進まないと思う。だから、僕はこのような問題につい
て1から勉強してみたいと思って国際学部を志望した。それで今現在の自分の心境としては、毎日変わる世界各地の情勢や経済など見て、少しずつではあると思
うが邁進していきたいと思っている。
(国際学部学生 2005年入学)
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