東畑 建哉
1. 留学の動機と目的
私が留学に行きたいと感じた理由は、大きく分けてふたつあった。まず1つ目として、「英語力の向上とコミュニケーション力の向上」である。私は高校の時から英語が苦手だったが、外国の友達をつくりたいと感じていた。またそのためには、英語をしゃべるということは必須事項で、コミュニケーションをとらないと友達ができないということがわかっていた。次に2つ目は、「新しい自分と出会うこと」である。留学に行くことで、本当に自分がなにをしたいのかを見つけることであった。
2. ホストファミリー
私が一緒に過ごしたホストファミリーは、マザーとファーザーの二人暮らしであった。彼らには娘が3人いたが、みんなもう大学を卒業し、各自で一人暮らしをしていて家にいなかった。しかも、その中の2人はオーストラリアとイギリスに住んでいて、とても国際的な家だと感じていた。またその人たちに加えて、中国の2人の留学生との生活がはじまった。
はじめの1ヶ月は、ホストマザーやファーザーが言っていることが全くわからず、聞き取れずにいたら、よく舌打ちをされた。また留学生も部屋から食事の時以外出てこなかった。その中で、どうやったらコミュニケーションを取れるのかを考える生活がはじまった。
この時、思いついたことは日本のことをいっぱい話して、相手の国についていっぱい聞くという事だ。また、私自身が中国のことをあまり知らなかったので、インターネットを使い中国の流行のものなどを調べ、日本と中国の比較について、夕食の時に話したところ、一人の留学生はいろいろ中国について話をしてくれるようになった。それ以来、一緒にDVDを鑑賞したり仲良くなった。またもう1人の留学生もそれと同時に仲良くなった。
さらに、ホストマザーとも日本の話をしたり、自分の趣味や今日起こった出来事について話すようにしたら、気がつけば自然と会話をするようになっていった。しかし相変わらず、マザーがいっていることが聞き取れないことが多かった。
そしてある時、”Pardon?” などと聞き返してみたら、舌打ちされなかった。それ以来聞き取れないことをいい加減にせずに問い返すようにしてみたら、舌打ちがなくなっていった。そこからの生活は、いろいろと話す事ができ、自分の英語力も向上できたように感じている。その時に日本の歴史や建物など多くのことを聞かれ、もっと日本のことについて勉強しておけばよかったと心底から思い、よく日本の歴史について書いてあるインターネットのページを見ていた。そのおかげで学校でも日本について話題を提供することができた。
3. 学校生活
私たちは、ワイカトパスウェイカレッジ(Waikato Pathways College)というところで勉強した。しかしそこには多くの日本人がいたために、はじめこれで英語が上達するのかと感じたが、途中から多くの海外の人と話をすることができ、また中国人と仲良くなることができた。
また学校の授業の中で、reading ,writing, listening, speakingのテストがあり、私自身writingが嫌いだったので、テストにはとても苦労した。しかしそのおかげで帰るころには、来た頃よりしっかりと英文を書けるようになったと思う。またspeakingについては、初めてのテストと同じことを最後のテストで聞かれ、初めは答えることができなかったが、最後の時はすらすらと答えることができ本当にうれしかった。
4. アクティビティー
ニュージーランドは多くの自然があり、自然に触れるアクティビティーが多くあった。その中でも一番印象に残っているものとして、バンジージャンプである。ニュージーランドには多くする場所があり、多くの人がチャレンジしたと思う。私もタウポという場所でチャレンジしたが、本当に飛ぶ前は怖くドキドキしたが、終わった後の感情はすごく達成感を感じた。それと共に、バンジージャンプは私の好きなアクティビティーとなった。また、滝や草原といった本当にきれいな場所に訪れることもあり、訪れたら本当に心が安らぎ、ストレスが解消されていった。
5. 最後に
この留学を通して、英語にはいろいろな違いがあり、ブリティッシュ・イングリシュとアメリカン・イングリシュがあることを知った、また文化の差からのジョークの違いなど、いろいろな国の文化に触れ感じることができた。そして英語を話し生活する環境の中で、積極的に質問していく大切さを学び感じることができた。また私自身の目標にしていた「英語力、コミュニケーション力の向上」と「新しい自分と出会う事」という事だが、もちろん英語力は上がり、コミュニケーションをとる上で、自分がどのように話し掛けることで相手が話しやすいか、相手がどのような返答を待っているのかを考えるのが重要と分かった。そして一番大切な「新しい自分を見つける事」は、手掛かりを得たと思う。それは話をしている時は、話をしている相手が考えていることをしっかりと考え、自分自身をいつも冷静に保ち、目標に向かっていける人材になりたいと感じたことだ。
(国際学部学生 2012年入学)
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