村上 麻彩
*スケートボード社会
ニュージーランドでは、小学生ぐらいの子供から40代ぐらい大人まで色々な人がスケードボードを持っている。ニュージーランドは、スケートボードやキックボードといった物がとても盛んで、私は留学に行く前からとても楽しみにしていた。だから自分自身も、日本からペニーという小さいスケートボードを持って行った。
ニュージーランドは日本と違って何処でもスケートボードで滑っても何も言われない。中にはショッピングモールの中で堂々と滑っている人もいた。ニュージーランドのスケートボードは色々な種類があって小さい物から大きい物まで様々な種類のスケートボードがある。そのスケートボードをとても上手く滑っている人達もたくさんいた。
私は、日本からスケートボードを持って行っていたので、家から学校まで約1時間かけて、そのスケートボードで学校まで通っていた。ハミルトンのバスは15分おきに来るのだが、朝はなかなか来なくて学校に遅れたりするので、私はそれで通っていた。他の日本人の友達もスケートボードを持っていて、一緒に遊んだりもした。
街中をスケートボードで駆け抜けると、ニュージーランドの人達に、「そのスケートボードを売ってくれ」など言われたりもする。ニュージーランドの子供達は日本の子供達と違って気軽に話しかけてきてくれたり、すぐに友達になれたりする。
*ニュージーランドの食文化
ニュージーランドの食文化は、日本と違ってとても質素だった。日本はとても食に恵まれていて、日本食がどれだけ美味しいが実感した。
私のホストファミリーのお母さんは、メキシコ出身だったので、主にメキシコ料理が多かった。毎日のようにじゃがいもや、肉も食べていた。朝ご飯は、トーストやヨーグルトやシリアルといったあまり日本とは変わらない食事だったが、お昼のランチボックスがフルーツは切らずにそのまま入れたり、電子レンジで暖める冷凍食品だったり、お昼ご飯が一番日本と違うなと思った。だから最初の頃は慣れずに苦労した。日本食が恋しくなったり、親のご飯が食べたいなと思ったりもした。
家族でたまにBBQなどをしたりしたのだが、ニュージーランドのBBQは、肉とソーセージしかなかった。それと、みんなで楽しく焼いたりするのではなくて、誰か一人が一気に焼いて、それをパンなどに挟んで食べるという形のBBQだったのが、私はびっくりした。野菜があまりなくて、野菜が食べたくなった事もあった。
ニュージーランドはピザがとても安くて日本のピザ屋であるLサイズが、ニュージーランドでは350円(5NZD)で買える。味もなかなか美味しかった。お寿司もとても有名で、どこのショッピングモールにも寿司屋があるぐらいだった。しかし、日本と違うのは、ニュージーランドのお寿司はシャリの上に日本では絶対乗せないような物を乗せる。例えば、照り焼きチキンやアボガドやフライなど、生魚をあまり見かけないほどだった。だから私はあまりニュージーランドのお寿司は好きではなかった。
マクドナルドやケンタッキーなども多数あって、日本ではあまり見かけないバーガーキングといったファストフード店がたくさんあった。最初の頃は週2ぐらいで通っていたぐらいだった。メニューは日本と違っていたが味はほとんど日本と変わらなかった。
*ニュージーランドと日本
私がニュージーランドと日本で一番違うなと思った事は、ニュージーランドの人々は家族をとても大切にしていることだ。休みの日には必ずと言っていいほど家族で何処かに出かけたり、仕事が終われば真っ直ぐ家に帰ってきていた。
今日本に帰ってきてから、家族の事を本当に大切にしたいと思った。4ヶ月しか離れて生活しなかったけど、それでもやっぱり離れている期間は家族の事を常に考えていたし、今も一緒に暮らしていて、一番落ち着く場所だと思った。
*最後に
私はニュージーランドに留学して、たった4ヶ月だったけど、たくさんの経験をつみあげた。将来の事も、家族の事もじっくり考えたし、自分自身も少し成長できたと思う。これからまだ2年間、学生生活が残っているけれど、卒業する頃に、この4ヶ月の留学は学生生活で一番良い経験をしたんじゃないかなと思えるだろう。
(国際学部学生 2011年入学)
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