阪本 久美子
国際学部生の皆様、こんにちは。
私は2008年に国際学部を卒業し、アメリカ・ミシシッピ大学からの奨学金を得て同大学に1年4ヶ月留学した後、今はシンガポールで働いています。なぜシンガポールで就職しようと思ったかというと、理由は2つあります。 一つは英語や中国語といった語学力を生かせること、二つ目はこの国が多文化国家であるということです。
シンガポールは、実に多種多様な文化が混在している国です。 主要民族は中国系、マレー系、インド系で、街中では彼らの文化や宗教を反映した建築物や祭典・行事などが見られます。さらに、外国からの出稼ぎの人たちも多いため、レストランや屋台では、いろいろな国の料理を堪能することができます。日本人も多いのです。世界各地からビジネスチャンスを求めて、様々なユニークな経歴の人達がこの国に来ているので、面白い話を聞ける機会がたくさんあります。「いろいろな国や文化の人達と触れ合いたい」と願う私には、まさに絶好の環境です。
その一方で、近未来都市を思わせる巨大な超高層ビル群があるかと思えば、昔ながらの東南アジアを彷彿とさせる下町エリアもあります。シンガポールは小さい国ながらも、実に多彩な表情を持っています。
「シンガポール?それどこの国やねん??」と思った人達も、少しは興味を持っていただけたでしょうか?
近年、シンガポールにはワークホリデーパス(6ヶ月間の多目的滞在と就労許可を得られるビザ)という就労ビザができたこともあり、さらに気軽に留学やアルバイトに来ることが可能となりました。海外での就職を考えている方、その志を大切にして下さい! シンガポールは他の国と比べると、比較的就労ビザが下りやすい国です。 残念ながら新卒での就職は、いくつかの例外を除き非常に困難な状況にありますが、 興味のある方は、シンガポールにある日系の人材紹介会社に問い合わせてみて下さい。
皆さんもぜひ海外へ飛び出して、生(ナマ)の異文化に触れる機会を作ってみて下さい。 きっと大きな財産になりますよ。
(2008年国際学部卒業)
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