鈴木 浩之
2006年12月のテストの前ぐらいから、僕の腰には激痛が走るようになっていました。原因として、一日に10時間以上もイスに座り同じ姿勢でいたこと、それを半年ほど続けてきたこと、そしてストレスが重なったためと考えられます。
この腰痛は本当に苦しい思いをしました。イスに10分も座ることができなくなっていました。でも点数を獲得するためには、10分でも無駄に出来ない状況です。物凄い葛藤の中、顔はニキビだらけになり、頭には10円ハゲができてしまいました。それでも、接骨院に毎日行きながら、自宅ではイスに座れないのでベッドで横になりながら、単語などを音読したり、机の上に段ボールを置き高くして、立った姿勢のままTOEICの問題集を解いたりしていました。
この時期はまさに地獄のようでした。腰に負担を与えない軽い運動がいいということを病院の先生から言われ、一日2、3回、家の近くを散歩していたのですが、人気のないところで痛みとつらさと先の不安感などで、泣いたこともしばしばありました。
そして迎えた2007年2月のテストでなんと495点を取ることができました。この時、テスト問題を解答していく段階でテスト用紙の見え方が以前と完全に違うことが身を持って実感できました。単語力を上げることによって、霧が晴れたような感じがしたことをはっきりと覚えています。
495点のスコアを達成した後、以前実行していたプランで勉強していくか、TOEICの点数を上げることに焦点を絞った勉強するかで悩みました。初めのプランは英語の基盤をじっくり作っていく方法で、英語を学習する上で最も良い方法ではないかと思います(簡単なものを単調な作業で何百回と反復するなど)。しかし、決められた期間の中で十分な点数を取らなければならなかったため、TOEICの問題集を何十冊とできる限りこなすという方法に切り替えました。
次の2007年3月、TOEICの点数が560点まで上がりました。9月からの留学プログラムに申し込むことが目標だったので、5月27日のテストが最後のチャンスでした。
その最後のチャンスのテストを受けて、一か月後の7月、とても興奮して手にとった封筒を開けてみると、635点!なんと目標としていた600点よりも35点も高いスコアでした。
こうして、9月からのビジネス留学プログラムにギリギリで申し込むことができました。これは、週約25時間のアルバイト以外のすべての時間を勉強のために使うことができたこと、腰痛にくじけず勉強を続けたこと、勉強法を提案してくれて一年以上に渡って僕に対しアドバイスとサポートをしてくれた山口先生との出会い、などさまざまな要因によってかなった目標達成だと思います。
もちろん、親の支えにもとても助けられました。しかし英語の勉強の面で言えば、誰かアドバイスをしてくれる人がいるかいないかでは全然違うように思います。不安がある時、勉強は順調に進みません。僕は相談したおかげで悩みは晴れて、ただもくもくと自分のやることに集中できる環境を持つことができました。(続く)
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