7月25日(金曜日)、吹田市立教育センターとの連携講座「ちきゅうじん 多文化理解を深めるためにIII」が開催されました。
この講座は、吹田市内の幼・小・中学校の先生方と、本学の教員ならびに学生がともに、国際理解教育について見識を深めることを目的としています。講座は二部構成で、第1部は本学教員による講義でした。山口悟先生から、ニュージーランドについて、瀬川真平先生からインドネシアについての講義がありました。それぞれ熱の入った講義で、また参考文献の案内も行われました。
第2部は、ワークショップ「海外の子どもの生き方に学ぶ」が行われました。講師は、津田昌二さん(社団法人青年海外協力協会職員)です。津田さんが、提示してくださったルーマニアとモロッコの子供に関するお話をもとにして、小・中学生に多文化理解を深めてもらう手がかりをつかむため、種々のワークが行われました。
本学の教員も真剣に参加しています。この写真は、山口修先生が、ルーマニアの子供の写真を材料にして、与えられた写真から、どのようなことが読み取れるのかという、模擬授業を行っています。この時点では、参加者には、詳しい情報は与えられていず、手探りで説明しています。
ワークショップの後半では、実際に、授業案づくりの作業も行われました。参加者がいくつかのグループに分かれ、対象の学年とテーマを自由に設定して、最後にそれを全員の前でプレゼンテーションを行いました。上記の写真は、「笑顔のもと−命の大切さ−」というタイトルの小学校6年生30名程度を対象とした授業案を、本学の近松先生が報告しています。
4時間にわたる長丁場の講座でしたが、時間の長さを感じさせない、内容の充実したものでした。参加した皆さんの熱意が高かったためでしょう(広野)。
コメント