これが小学校の卒業時に僕が書いた将来の夢でした。その時から15年の月日が経った今、僕はプロスノーボーダーとして活動しています。
スノーボードと出会ったのは、高校3年の冬。大学に合格していた事もあり、従兄弟に連れて行ってもらったのが最初でした。その後も、大学入学までの間、何度か連れて行ってもらったことでどんどんその魅力にはまっていき、いつかはプロになりたいという漠然とした夢を抱くようになりました。しかし、実家の静岡からは長野には連れて行ってもらえるけど、大学は大阪なので、入学してからは果たして滑りに行けるのだろうかと不安を抱きながら入学したことを、いまは懐かしく思い出します。
入学してからは、とにかくスポーツが好きだったし体も鍛えておきたかったので、すぐにスポーツサークルに所属しました。お陰で、毎週、色んなスポーツをしながら楽しい学生生活を送ることができました。多くの仲間と知り合うことも出来、色んなことを語り合ったり、時にはバカなことしたり…。こうした多くの出会いや経験が日々自分を成長させてくれ、徐々に入学時の不安がなくなっていっただけではなく、むしろ、「今できることをしよう、遠回りかもしれないけど絶対将来につながるはずだ」と思えるようになりました。
また、雪山には遠いけど、逆にそのことが自分をハングリーにさせてくれました。仲間達と楽しい時をすごしながらも、学校のジムに通っていつでも滑れる体を作り上げることに専念し、冬が来れば雪山に行く、という生活を4年間続けました。決して夢をあきらめることなく、成功する自分をいつも思い描きながら。
そして、卒業後、数年経ってプロ資格を取得することが出来ました。いま振り返ってみて、プロのスノーボーダーになりたいという夢を持ち続けられたことが、大学生活を有意義に過ごせる結果になったと思います。また、4年間知らない土地ですごしたという経験が今も役に立っています。そのお陰で色んな世界に飛び込んでいけ、チャンスを見逃さないようになったからです。
在校生の皆さんも是非、夢や目標を持って学生生活を過ごしてみてください。今できることに何でも挑戦して下さい。無駄なことなんて一つもありませんよ。そして、チャンスは見逃さず、確実に生かせるように。
もうすぐ新しいシーズンが始まります。今シーズンもしっかり頑張って良い滑りをしていきたいと思っています。応援してくださいね。
(プロスノーボーダー 2001年卒業)
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