石坂 朗
僕は大学、大学院の6年間国際に在籍しました。国際学部の良さは、それぞれの授業が様々な分野の先生によって,学際的に行われることにより,自分の勉強したいことを最初の2年間で考えられ,そして卒業論文を書く専門分野に進むことができる点だと思います。またその各分野も多岐にわたり、先生間の連絡もできているため,自分のやりたいことができると思います。僕自身も大学時代はドイツ近現代の文化史を,大学院時代は日本の近現代史にと研究テーマをスムーズに変更できました。こうした点が国際学部の特徴だと思います。
大学時代に一番大事なことは,「自分から動くこと」だと思います。ただ授業を受け学位を取得して卒業しても意味がありません。「大学時代自分は何をしたのか」。これが重要だと思います。自分の意見,考えをしっかりと持ち夢をあきらめずに頑張れる力が必要になると思います。多少遠回りをしてもいい、自分の思うゴールに向けて進むことができれば,壁が立ちふさがっても乗り越えられる。そうした力と背中を押してくれる仲間や相談に乗ってくれる先生,こうした人間力,人脈をいかに形成していくか,そして夢のため今自分ができる最大限の努力をすることだと思います。
昨日大学時代の仲間と会い楽しい時間を過ごすことができました。またこうした文章を書かして頂いていることも、ある先生からの推薦です。このように現在「自分のして来たことは間違っていなかった」と自信をもって言うことができます。しかし常に努力を惜しまず,邁進していくつもりです。こうした姿勢も大学時代に身につけたものです。
僕は現在高校時代からの夢であった教師という仕事をさせて頂いています。国際学部は教師を目指す人にはうってつけの学部だと思います。様々な分野を学んだことにより、いろんな生徒の質問に柔軟に対応できるなど,国際学部で学んだことが授業などを通して生きています。
最後に、頑張ったことに対しては誰かが見てくれています。すぐに結果がでなくても,そのときの努力は確実に自分を成長させてくれます。あきらめずに自分の姿勢をつらぬくことだと思います。その日その日を大事にし,大いに努力してください。僕もそうして行くつもりです。
(教員 2006年3月大学院修士課程修了)
2000年に国際学部を卒業した島谷俊行です。現在、東京都の都立高校で教員をしています。国際学部は、私にとってはプラスとなっています。
特に、ひとつの道を進もうと決めていたわけでなかったので、さまざまな分野を勉強できる国際学部は、その点で私にとって魅力的でした。
もしも国際学部でなかったら、もしも三上ゼミでなかったら、私はふつうにサラリーマンをしていたのかもしれないです。
しかし、国際学部で、三上ゼミで個性あふれるキャラクターに出会えたからこそ、また、国際学部で学んだ「既成概念の再検討」「自由な課題発想」というものがあったからこそ、私は自分の夢を追いかけることができたと思います。
今、英語教育も教育も曲がり角を迎えています。私は、幅広い分野を勉強できたからこそ、英語教員にだって英語以外の幅広い知識が必要ということも知ったし、課題解決のための問題意識を持つことができたと確信しています。
大学に入って10年半、大学を出て6年半。国際学部ができておそらく15年強。まだまだ発展途上のこの学部が、学生や卒業生とともにどう飛躍していくかが楽しみです。
投稿情報: 島谷 俊行 | 2006/08/24 23:03
三上ゼミの名前が出ましたか!全く偶然のことですが、実は私も三上ゼミを薦めて来たばかりです。大阪学院では全国を股にかけて教育懇談会を行っています(教育懇談会とは、教員や事務職員が保護者の皆様と学業成績、学生生活、就職活動等について懇談をする集まりです)。
私は8月22日・23日と富山・金沢の懇談会に参加いたしました。その席で国際学部の学生さんでキャビンアテンダントを目指している学生の保護者の方から、どのような科目を履修すれば良いかという質問を受けたのでした。
正直、それに対する答えは難しいのです。キャビンアテンダントは英語ができるのは普通だから、それプラス何かを追求して欲しいという抽象的な回答しかできませんでした。
それを補足する意味で、三上ゼミは、キャビンアテンダントを何人も輩出している。何かのヒントが得られるのではないか?と申し上げました。もっとも三上先生の専門である、インド経済などアジアの経済に関心があることが前提であるということも言い添えたことはいうまでもありません。
しかし島谷さんが指摘している「個性あふれるキャラクター」の集団という魅力を伝えることを忘れたことを反省しています。
投稿情報: 管理人 | 2006/08/25 02:10
筆不精で申しわけありません。
確かに三上ゼミの集団は、個性派集団であると思います。それは今も昔も変わらないということで。そうですね。私の代もCAを輩出してましたね。そのころ私は、夢に向かいつつある仲間たちのことを指をくわえてみていましたが・・・。
今は東京なので、なかなか関西に戻ることもできず、教育関係を目指す後輩に情報を提供できたらなぁと思うのですができないでいます。
投稿情報: 島谷俊行 | 2006/10/23 22:02
島谷様、コメントありがとうございます。「教育関係を目指す後輩に情報を提供できたらなぁ」という気持ちを抱いていただけるだけで、私たちは大変嬉しく感じます。
ところで、全くの偶然ですが、本日、私の研究室に、三上敦史先生ご本人がわざわざお見えになりました。「ちきゅうじん」の執筆者として、CAをしている人を紹介してくださいました。ありがたいことです。
投稿情報: 管理人 | 2006/10/25 22:40