上島 めぐみ
*私のニュージーランド生活。
私は2012年8月18日から12月2日までニュージーランドのハミルトンという場所に国際学部留学プログラムで滞在していた。私が海外に行くのはこれで三度目で、ホームステイは二度目の体験だ。この留学の目的の一つはホームステイで自分の英語が成長しているかを確認するためで、そして一番の目的は多文化を直に体験することだった。
*学校生活
私のホームステイ先から学校までは渋滞などがなければ15分以内で行けます。しかし渋滞にあってしまうと30分以上かかることもあった。
授業は朝9時から3時まで、午前と午後に別れていて、朝は文法やListeningを中心に、午後はWriting Speakingが中心だった。文法の授業では基礎の基礎から始めたのであまり困ることはなかったのだが、WritingとSpeakingは本当に困りまった。Speakingに関しては、本当に同じクラスの子なのかなと思うほど上手な学生もいて圧倒された。でも自分にはよい刺激になったと思う。
私が通っていたWaikato Pathways Collegeには日本人と中国人が全体の半分、(私が滞在していた時期)そしてサウジアラビア人、クウェート人、台湾人、韓国人、タイ人そしてたまにイタリア人やメキシコ人がいた。
ここの学生は、私のように学生で留学してきている人は少なく、大半の人は高校や大学を卒業してきていたり、このWaikato大学に入学するための勉強課程としてきている人が多く、私とは目的が全然違い、真剣さが違い驚いた。
私の勉強していたクラスにはクウェート人2人、サウジアラビア人1人、台湾人が1人、中国人が3人、そして日本人が8人いるクラスだった。
楽しくて、笑えるクラスだった。しかし授業中の態度や、国によって違う独特の癖に悩まされることもたくさんあった。そしてクラスメイトと仲良くなれば、クラスメイトの友達とも関われるようになり、そして、partyや遊びに行くときに誘ってもらえるようになり、頑張って英語で話しかけることや、話し続けることは大切だと知った。
*ホームステイ
学部留学でニュージーランドを選んだのは一つはホームステイができるからだ。
私が行くことになっていた家は、去年の先輩が滞在していたこともあり、安心していた。でもまさか別の家に行くことになるとは想像もしていなかった。一軒目の家はパパが中国人、ママがニュージーランド人で8歳と3歳の男の子とママのお腹の中には、11月に生まれてくる予定の赤ちゃんがいた。「普通こんな大変な時期に留学生を受け入れるかな」と思った。そして、家族や親戚が学校関係者でとてもわかりやすい英語で私に話してくれるのでとても過ごしやすかった。そしておばあちゃんは私のクラスの先生だった。
でも、衛生面や子供のことは悩まされることになった。衛生面は廊下におむつや食べ物が落ちていたり、トイレや、生ゴミのせいでハエがよく家のなかに飛んでいることが、悩みの種だった。私はいろいろあり、ホームステイの紙にも「清潔な家がよい」と書いたのだが、このようなことになってしまった。「魔の二、三歳児」が本当に大変なことを知った。ご飯のときは動物園のようだった。でも子供がいても良いと言ったのは自分なので、コーディネーターに相談することができなかった。しかしちょうど一ヶ月が経ったときに我慢ができなくなり、相談し一日でホームステイ先が変わることになった。でも揉めたわけではないので、家が移ったあとも三回くらい家に行くことができた。そして赤ちゃんも見ることができて良かった。
次の家は75歳のおばあちゃんが一人の家だった。元NurseのDorothyは料理もすごく上手で、掃除も洗濯も毎日してくれ、とてもよいホストマザーだった。前の家よりも話す時間が長くなった。しかし、少々頑固な面があり、困ったときもあった。でも近所のDorothyのお友達のおじいちゃんたちがよく助けてくれたことがたくさんあった。すこし誤解されたり、喧嘩したこともあったが、とてもよいホストマザーだったと思う。
*最後に
本当に色々なことがあって、悩むことも喧嘩することも泣くこともあった。でも笑ったり、楽しくてしょうがない日やドキドキすることもたくさんあった。
色々な国の人と関わりを持つことで、自分の悪い点や友達の良い点、国の価値観の違いを知ることができたと思う。そして自分が知っていたことが、実際では違ったこともあり、新しい発見ばかりだった。
例えが、宗教を真面目に守っている人がいれば、その反対に守っていない人も普通に見ることができ、授業では習えないことがたくさん留学では学べたと思う。英語は成長したということははっきりとはいうことはできない。でもすべての出来事が私自身を成長させてくれたとおもう。授業よりも外国人の友達とメールしたりして、わからないことを自分で調べたりすることが一番の勉強になったと思う。そして楽しく、まさに留学は一石二鳥なことばかりだった。ホームステイに関しても最初は変わることは嫌だったが、このような体験をできることはラッキーだなと思えれるようになった。他にも日本の良いとこも良くないことにも気づかされた(並んでいるのに横入りするとこ、基本せっかちである、譲らない、)一番良かったことは英語の勉強がもっと好きになったことだ。
この留学の思い出は大切な思い出である。たくさんの人に感謝の気持ちを伝えたいと思う。
(国際学部学生 2011年入学)
コメント