桜木 侑希
1.はじめに
私は2012年8月18日から12月2までニュージーランドに長期留学してきた。私は海外に行くことと留学することは2回目だったので不安も心配もあまりなかった。このレポートではニュージーランドで体験したカルチャーショック、ホームステイ、そして授業について報告する。
2.カルチャーショック
私は2012年2月にオーストラリアに1ヶ月間短期研修に行った。それが私の海外初体験だったので、体験したカルチャーショックはたくさんあったが今回はあまり感じなかった。でも1つだけ感じたことがあった。
ニュージーランドは季節が日本とは逆で、8月は冬にも関わらず、町へ出かけると子どもも大人も裸足で歩いている人が見られた。道路だけではなくマクドナルドやスーパーマーケットでも、気にせずに子どもは裸足で走り回っていた。足の裏を見れば、もちろん汚く真っ黒であった。それに関して親は怒る訳でもなく、日常の事のようにしていた。日本人からしたら、これは驚異的なことだ。雨の日も靴を片手に平然とした顔で歩いている子どもを見た。靴すら持っていない子もいた。
私はとても気になり、ホームステイ先の家族に聞いてみた。しかし答えは分からなかった。私の周りでは、靴を履いていない人はいなかったので直接聞くことは出来なかったので、調べることにした。そしたらびっくりしたというより、唖然とした答えが出てきた。ただ靴を履くことが嫌いで履いていないだけである。10月になるとだいぶ気候も暖かくなるにつれ裸足で歩く人が増え、私も気づけば、靴を履かなくても、歩けることができるようになっていた。学校にいる時や、ヒールで足が痛くて裸足で歩くこともあった。
3.ホームステイ
私のホームステイファミリーはイングランド出身で父、母、娘の3人だった。長男と長女は結婚していて家を出ている。部屋は9部屋あって、地下まであった。庭もあり、庭にはバーベキュウセットもあった。父の仕事はエンジニアをしていて、母は銀行で勤めていて、共働きである。母は毎日5時に起き、6時には仕事に向かうので、朝会うことはなかった。父は7時半に家を出るので、たまに朝食を作ってくれる。基本的に、朝ごはんと昼食は自分で作っていて、冷蔵庫や倉庫から何でも好きな食べ物を持って行ってよかった。
父の性格は、優しく、とても親切で、よくジョークを言って私を笑わしてくれる。よく母に怒られていて子供みたいな一面もある。私の行きたいところは全部連れて行ってくれて、私の友達も家に招待して歓迎してくれた。私の誕生日と父の誕生日が偶然にも一緒で、2泊3日の旅行に連れて行ってくれた。
母は優しく、毎日ご飯を作ってくれ、洗濯もしてくれる。ご飯は基本的に、イングリシュフードで、セルフサービス式である。ご飯の後には必ずと言ってデザートが出てくる。洗濯は母が忙しいので週に一回だったから、服が回らなく着る服が足りないことがしょっちゅうあった。土日に天気が悪いと洗濯をしてくれなかった。乾燥機もあったが、半乾きの時が多かった。娘はBody shopで毎日働いていてほぼ家には帰ってこなかったので、私を本当の娘のように接してくれた。
夜は毎日のようにDVDを3人で見ていた。休日には父の兄弟の家に行ってpartyをしたり、父母の友達と2泊3日の旅行に連れていってくれたり、交流する機会をたくさん作ってくれて、紹介もしてくれてすごく充実した日々が過ごすことができた。私の家族の家には今までに20人くらいホームステイをした人たちがおり、家族はとても慣れていた。ニュージーランドの携帯を貸してくれたり、道が分からなかったらわざわざ父が、車を出して教えてくれたりとても親切だった。とてもよくしてもらって本当の家族みたいだったので、帰る3日前から涙が止まらなかった。
4.授業
ニュージーランドに着いて3日目にクラスわけのテストがあり、このテストでレベル1から8までにわけられる。このテストはReading、Listening、Speaking の3つだった。私はレベル3になりクラスメイトは日本人5人、中国人7人、サウジアラビア人1の13人だった。授業は月曜日から木曜日までは9時に始まり3時に終わる。金曜日は12時までだった。午前中と午後で先生がかわり、午前の先生は日本に12年間住んでいたことがあり、日本語がとても上手だった。最初はクラスメイトとは仲良くなかったけど、日が経つにつれてだいぶ仲良くなった。今ではFacebookなどで連絡をとっている。
授業内容は、特に単語が難しかった。話す機会が多く、前に出て話すことも多かった。3ヶ月間はこのクラスだったが、残り1ヶ月はクラスが変わり日本人が多くなった。クラスでは日本語が飛び交っていた。学校最終日には学院メンバー9人で私生活の写真を載せたプレゼンテーションとバンドの出し物をした。
5.さいごに
人間関係で悩むこと、辛いこともたくさんあったが、それ以上に楽しかったこと、感動したことがたくさんあったので最終的には留学に行けてよかったと思う。約4ヶ月、とてもいい思い出になった。精神的に成長することができたし、物事を見る視野が広がった。
(国際学部学生 2011年入学)
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