木山 祐志
私は2007年8月から2008年3月まで大学の交換留学制度を利用して、スウェーデンのイエブレ大学に留学しました。
私が留学しようと思ったのは大学一年生の時です。大学生活で、今までした事がない事にチャレンジしようと思い、国際センターが交換留学説明会をしているのを知り参加しました。
説明会は留学経験者のお話や提携大学の説明でした。留学経験者の体験のお話はどれも素晴らしく、自分も留学して色々な体験がしてみたいと思いました。私は自然環境や動物に興味がありました。スウェーデンのイエブレ大学は英語を学びながら、スウェーデンの自然について学ぶ授業があったので、そこに留学しようと決意しました。
留学では色々な苦労がありました。一番苦労したのは語学面でした。留学する前は大学で英会話の授業を履修したり英単語を覚えたりして勉強をしていましたが、留学先では想像していた以上にうまくいかずとても苦労しました。授業は内容がほとんど分からず、周りの学生の話の内容も分かりませんでした。私は理解しようと、できるだけ先生の近くで話を聞いたり、授業後は部屋で配られたプリントを訳したりして勉強しました。私はなかなか授業についていけず多くの学生に助けてもらいました。この事は今でもとても感謝しています。
生活面ではアパートに一人で住んでいました。そのため自分で食事の用意や洗濯などをしなければなりませんでした。外国の生活は日本での生活以上に大変という事を知りました。買い物に行く時でも、初めは土地勘もなく、どんな店がどこにあるのかも分りませんでした。
授業で一番印象に残っているのは、山で一週間キャンプをしながら高山植物について学習し、さらにグループをまとめるリーダーシップについて学ぶプログラムでした。グループで行動しながら、一日中重たい荷物を背負い十キロ以上歩くこともありました。体力的にも大変でしたけれども、それをやり終えた達成感と強まった仲間意識は、とても素晴らしいものでした。
留学で何かの目標に向けて挑戦することは困難もありますが、それを通して得た経験は、とても素晴らしいものがあると思います。
(国際学部学生 2006年入学)
コメント