辻井 靖章
私は高校生の時にオーストラリアのブリスベンに留学し、その時に初めて日本とは異なった文化を肌で感じ、外国に対して興味を持ちました。そして英語だけではなく、外国のことを幅広く勉強の出来る大阪学院大学の国際学部に入学しました。実際に入学してみると、様々な分野の授業が行われていましたので、少しでも興味を持ったことについては授業で基礎から学べました。
外国について学ぶとき、必ずと言っていいほど英語が関わってきました。そこで私は改めて英語の重要性に気付き、勉強しました。勉強していくうちに再び英語が話されている国に留学したいと思うようになり、交換留学という制度を利用することにしました。
数ある提携校の中で私が選んだのはハワイパシフィック大学でした。ハワイは1年中、温暖な気候で過ごしやすく、治安も米国本土に比べると比較的良く、そして何よりハワイパシフィック大学には世界100カ国から留学生を受け入れている点が魅力でした。留学に行けると決まった時、嬉しくて興奮しました。
ハワイに着き、大学に通い生活していくうちに色々なことに気付きました。まず日本の大学とアメリカの大学では宿題の量が全然違います。授業がある度に毎回多くの宿題が出ました。大変なものでは1つの宿題に3、4時間かかったものもありました。ちゃんと提出しないと成績に反映されるので放課後になると家や図書館で友達と四苦八苦しながら頑張りました。しかしこのおかげで勉強に対する姿勢、考えが変わりました。
クラスメイトと話をして、その人の国のことを聞くと日本は何て恵まれている国なのだろうと思いました。日本国内では戦争がなく、食べるものも輸入に依存しているとはいえ、不自由はしていません。病気になれば病院にも行ける、ちゃんとした教育を受けられる。日本では当たり前のことかもしれませんが、他の国にとって私たちの当たり前はすごく贅沢なことだと思います。私はこの留学でこのことを強く感じました。
海外で生活し、違う文化の人に触れると価値観が大きく変わります。そしてそこで経験したことは間違いなく将来に生かされると思います。私のハワイ留学は行くまでが不安で準備も大変でしたが、行ったことによって成長出来たと自信を持って言えます。留学というのは自分の可能性を広げてくれます。最後にこの留学に行くチャンスをくれサポートしてくれた家族、国際センター職員の人たち、大阪学院大学の教授の方々には感謝しています。ありがとうございました。
(国際学部学生 2006年入学)
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