杉村(深田)さおり
92年の入学から、早15年。今も、大阪へ行く電車から見える校舎を見ては、いつも懐かしい気分になります。
国際学部を選んだ理由は、幼い頃から外国に興味があったことです。高校時代も英語科に在籍していたのですが、進学先を考え始めた頃は、英語以外 の学問にも興味を持ち始めていました。そんな中、「国際学部」というものは、英語の勉強を適度に続けながら、外国(国際)に関する専門的なものを広く学べ る・・・「これだ!」と思える学部でした。
国際学部の一番良かったところは、1・2回生で語学をはじめ政治・経済・文化などの多岐にわたる分野を学んだ後、3回生から自分の意思で、政治 や経済を学ぶ「国際関係コース」、または人類学をはじめとする文化を学ぶ「国際文化コース」を選ぶことができ、自分自身が興味を持った分野を集中的に学べ ることでした。
私は3回生からは、「国際関係コース」を選択し、国際的な企業や経営についての勉強を始め、卒業論文は通信販売について書きました。このように臨機応変に学べるところが嬉しかったです。
当時は1ドル100円を切る円高ということもあり、アルバイトをして、海外旅行に何回か行きました。言葉も文化も違う国で、失敗も含め貴重な経験をして、旅行の後は国際学部でよかった。また大学で頑張ろうと思いました。
あと、全学部の学生が受講できるものですが、特別な授業として(有料でしたが)タイピングやワープロの基礎を学ぶ授業があり、現在のパソコン・インターネット社会において、私が不自由なくタイピングができるのも、この授業のおかげです。
卒業後も英会話とハングルの教室に通い、現在も海外旅行、検定受検、外国人の友人と交流等を続けているのも、国際学部で学んだ日々があるおかげ だと思っております。そして同級生、お世話になった恩師とは今でも交流をさせていただき、歩んでいる道は違っても、それぞれの人生や仕事を一生懸命頑張っ ている友人達に触発されながら日々過ごしています。これからも、国際学部で出会った多くの学問、思い出、縁を大切に、頑張っていきたいと思っております。
在校生の方々、そしてこれから国際学部へ進もうと思われている皆さんが、勉学はもちろん、最高の友人や思い出を作って、心に残る学生生活を、国際学部で過ごしてくださることを心より願っております。
(主婦 1996年3月卒業)
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