益子富美
●大学という所について思うこと
大学というところは、自分からどんどん積極的に行動すれば、友達も増えるし、先生方とも親しく話す機会が増え、さまざま情報を入手することができる所です。先生方は各分野で研究されている方々ですので大変知識が豊富です。いろいろな方と話す機会が増えれば、その分自分の知識も増え、視野も広がってゆきます。大学4年間は、将来の準備のための貴重な時間ですので、少しでも興味あることを掘り下げ、自分の未来に向けて一つでも多くのことを学ぶ姿勢が大切だと思います。
●今の仕事、今の生き方にどのように役立っているか
これまでの日本社会は、個人能力よりもみんな同じ精神が良いとされており、年功序列の会社が多くありました。しかし、最近の日本社会は、個人の能力主義となり私の会社もIT系ということもあり、個人のスキルが重要となってきています。
国際学部で外国の文化、風習を学ぶと個人というものの見方、考え方があることを知り、常に「私はこう思う」という自分の意見を持ち、みんなと同じ意見、考え方でなくても自分に自信が持てるようになりました。自分の生き方に対してもみんながどう生きているかよりも私はどう生きたいかを考えられるようになったと思います。
個人レベルで物事を考えられるようになると、人は助け合って生きていかなければならないことがわかり、社会でも協調性を持って人と接することができます。
個という考え方を持てるようになると、他人と比較することがないので、年齢や学歴、能力に関係なく自分の夢に向かっていきやすいと思いますが、いかがでしょうか。
●先輩として後輩に伝えるメッセージ
私は、人生に無駄な時間はないと思っています。そして、明日事故に遭って死ぬかもしれない!と思うと一日一日を大切に精一杯生きることができます。世界には学校に行きたくても行けない子供たちがたくさんいます。学費を払ってくれる親が居て、学ぶ環境があることに感謝し、授業やクラブなどに積極的に自分から参加する気持ちを持ってほしいと思います。
(コンピュータ・インストラクター 1994年卒)
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