田村 祐馬
併設高校の連携教育授業のボランティアに参加して感じたことは、私が卒業した48期生(2009年3月卒業)に比べると、とても雰囲気が明るく、賑やかになったことです。今回のテーマは、高校2年生の生徒対象に、高校生の生活スタイル、大学生の生活スタイルを互いに話し合い、高校と大学の違いを話したり、聞いたりすることでした。
私の役割は、「班の先輩」でした。私の班は、4人の生徒を担当するはずが、急に8人になってしまい、リズムが狂ってしまいました。自分が伝えたいことがあっても、生徒たちが聞いてくれてるかどうか心配になりました。男子4人、女子4人の班になったことから、男女のグループに分離してしまった状態になり、もう高校でたとえるなら、学級崩壊になってしまいました。
しかし、最終的には、ワークシートも全員完成して終えることができました。高校生の生活について聞いてみると、趣味、クラブ、将来の夢に向かって頑張っている生徒が多いことに気付きました。私自身は、高校時代は、文Ⅱ特進クラスに所属していたので、居残り勉強の時間か、7時間目終了後、みんなと話をして盛り上がったり、正雀駅まで、自転車を押して喋りながら帰ったりすることが高校生の思い出です。なので、今回担当した高校生の生活とは、かなり違いがありました。
私が気付いたのですが、高校2年生と、大学2回生には、共通点があります。高校生は、受験を目の前に、大学生は、就職活動が目の前に立ちはだかっています。なので、メンタル面から考えていくと、悩みというものがあるはず。なかには、現実逃避している高校生もいるのではないでしょうか。
実を言うと、私も、就職活動から逃避しています。しかし、避けては通れない道であります。大きな壁を打ち砕くには、個人戦ではありません。「団体戦」です。個人戦では、絶対に大きな壁を乗り越えられません。「団体戦」で戦うのには、意味があります。お互いに、切磋琢磨できるからです。これができるからこそ、意欲が湧いてきたり、悩みを聞いたりして励まし合うこともできます。「団体戦」で戦うからこそ、逆境にめげずに、いや、楽しむことができると思います。私たちも、仲間同士、切磋琢磨し就職活動を乗り越えたいです。
(国際学部学生 2009年入学)
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