大西 美月
こんにちはANA大阪空港株式会社 旅客ハンドリング業務(グランドスタッフ)に内定を頂いた、国際学部国際学科4回の大西美月です。今回、私の留学体験から就職活動について少し話そうと思います。
私の父が単身赴任のため幼い頃から空港に頻繁に行く機会があり、空港で働くことが私の幼い頃からの夢でした。最初は、憧れでしたが次第に目標となっていました。空港で働くために必要な事を考えると、語学力がいるのではないかと考えました。空港には日本人のお客様だけでなく外国人のお客様も利用されるため日本語だけでは勤まらないと考えました。
英語は絶対に必要だと思いましたが、私は日本語と文法が似ている韓国語に力を入れました。今では授業に韓国語がありますが、私が1回生の時には、まだ韓国語の授業がありませんでした。そのため、独学で勉強したり留学生に教えてもらったり、また1回生の時は夏期研修で2週間韓国へ行き、現地で韓国語を学びました。夏期研修に参加して思った事は、語学を勉強するには実際に現地へ行って勉強した方が語学力の伸びが早い事に気付きました。
国際学部では授業の一環として1カ月か4カ月の留学が取り入れられていますが、長期間留学をしたかったので、2回生の夏から1年間交換留学を使い再び韓国へ行きました。現地では、世界の色々な国の人と一緒に韓国語を学ぶため、韓国語が話せなければ英語でコミュニケーションを取っていました。そのため、韓国語を学びながらも自然と英語の能力も高まりました。韓国留学だから韓国語だけだと思っていた私には、一石二鳥でした。そして自分が思っていた以上に語学力が伸びました。
留学から帰って来て、私は航空関係を第一志望に就職活動を始めました。就職活動を始めた頃に校内で、内定を頂いた会社のインターンシップの募集があったため、私は応募しインターンシップに参加しました。インターンシップでは、実際に働いている方の後ろに立って見学をしたり、話を色々聞かせていただいたり、普通では絶対に体験することのできない事ばかりで濃いインターンシップでした。
インターンシップに参加した時に実際のスタッフから聞いたお話ですが「今では英語が話せて当たり前。しかしこの頃はアジアのお客様の利用が多いため中国語、韓国語が話せると本当に役立つし、話せる人がたくさんいた方が本当に良い」と話されていました。インターンシップを参加した時に、私自身もアジアのお客様を大勢見たので、アジアの言語が話せると本当に役立つと実感しました。
私は、就職活動で航空関係に関わらず他の業種も見てきましたが、説明会の際アジアの言語が話せると有利だとおっしゃっている会社もありました。実は、内定を頂いた会社のエントリーシートにはTOEICのスコアを書く欄がありましたが、私はスコアが無いため韓国語の資格だけ書きました。TOEICのスコアも書いていないのに内定を頂けるなんて正直思ってもいませんでした。しかし、来年一緒に働く同期の中に私と同じTOEICのスコアを書かずに内定を頂いている人がいて聞いてみると、私が韓国語の資格を書いたところに中国語の資格を書いていたみたいでした。私の考えですが、英語でなくても他の言語1つでも話せると有利になると思いました。今では、アジアの国々の人達が多いためアジアの言語が話せると少し有利ではないかと思います。
留学と言えば英語圏に行く人が多いと思います。しかし、もう少し視野を広げてみるのも良いと私は思います。私は韓国に留学しましたが、韓国語だけではなく英語や少し中国語も学びました。そして留学で絶対に避けた方がいい事は、日本人と共に行動しないことだと思います。困った事があってもなるべく日本人以外の人に頼ることが1番良いと思います。留学してまで日本語を話すのは時間の無駄だと思います。その結果私自身、今では世界中に友達がいます。今でも連絡を取り合ったりお互いの国を行き来しています。
留学は本当に貴重な体験です。自分を成長させられる場でもあり、自分の能力を高められる場でもあります。この経験が就職活動にもいかせられるし、就職してからもいかせられると思います。私は、留学して本当に良かったと思っているし、自分が努力したからこそ、幼い頃からの夢が叶ったと思っています。
みなさんにはまだ時間があります。夢がある人も、これから見つける人も後悔せずに何事にも頑張ってほしいと思います。
(国際学部学生 2009年入学)
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