森 和樹
私は国際学部三回生の森和樹です。去年の八月から今年の四月までの七ヶ月間、スウェーデンのイエブレ大学へ交換留学生として行ってきました。これから私が留学するまでにしてきたこと、留学してからしてきたこと、そして留学から帰ってきてから頑張っていることについて少し話をさせていただきます。
まず私が留学をするまでにしてきたことについての話をさせていただきます。私が留学をしたいと思ったきっかけは、高校二年の時に行った二週間ほどのイギリス語学研修でした。当時の私は、英語が苦手な科目で、英会話なんてまったくできませんでした。しかし何となく軽い気持ちで行ったイギリス研修で様々な影響を受けました。特にホームステイ先で、英語でのコミュニケーションがあまりとれなかったこと、同級生(彼は国際コースで私は普通科でした)は英語をしゃべれたのに、私は何もしゃべれなかったことは、とても悔しくて今でもまだ覚えています。そのとき、大学に入ったら英語を勉強してしゃべれるようになって、そして留学したいと思うようになりました。
大学に入ってから私は、I-Chat Lounge (大学内に設けられた、ネイティブスピーカーと会話ができる場所)という場所に毎日通い、そこでスピーキング能力を伸ばすと同時にコミュニケーション能力も伸ばしていきました。そして同時に1回生のときから、英会話のクラスやBasic Englishなどのクラスを通じて、単語力や文法力等も伸ばしました。1回生の後期には、スウェーデンのイエブレ大学への交換留学を申し込みました。最後まで、ハワイかスウェーデンかで迷っていた私は、国際センターのマイク松野先生のアドバイス「英語で何かをやりたいならばスウェーデンに行った方がいい」の一言でスウェーデンに行くことを決めました。
そして大学2回生のときに、国際センター主催のボランティアワークキャンプでタイに行きました。そこでは人に奉仕する心や物の大切さなど、私に欠けていたものを見つけることができました。タイから帰ってきて、留学に出発する8月までは、オールスターキッズ(子どもたちに英語を教える教室)やオープンキャンパスなどのボランティア活動を通して、大学へ恩返しをするとともに、他人に奉仕する心をはぐくんでいきました。また留学する人にとって語学力と同じくらい大切なコミュニケーション能力も同時に延ばしていきました。
私には留学に行ってどうしても達成したい目標が三つありました。一つめは、英語力を伸ばすことです。英語力は英語を毎日話すこと、書くこと、読むことによりとても上達したと思います。二つめには、様々な異なる文化を持つ人たちと友達になることです。スウェーデンの人たちだけでなく、ドイツ・フランス・スペイン・オランダ・フィンランド・オーストリアなど様々な国の友達を作ることができました。三つめは、何事にも積極的に行動するということです。私は元々積極的でしたが、さらに積極的な人間になることができました。これらのことを心がけることにより、私のスウェーデンでの留学は成功したと思います。
そして留学後の現在ですが、経済の勉強、ドイツ語の勉強、スペイン語の勉強や留学生やオールスターキッズのためのボランティア活動等に専念しています。本当に充実した日々を送っています。最後に私が、留学を希望する皆さんに言いたいことは、「留学することも大事だけれども、それよりも留学をする前の準備期間の方が大切!!」ということと「留学をゴールにするのではなく、留学の先に何か目標を持っておく」ということです。これらのことを心がけておくと、何か役に立つのではないかと思います。それでは皆さん、これからもいろいろなことにチャレンジしてたくさん経験を積んで言ってください。【2008年秋に開催された留学生帰国報告会での報告から】
(国際学部学生 2006年入学)
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